ロット・トゥー
< Mini Bus >
รถตู้



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【 使い慣れると便利だが… 】
 タイには、「ロット・トゥー(รถตู้)」という乗り物があります。この乗り物を「ミニ・バス(Mini Bus)」と表記している日本や海外のガイドブックもありますが、正確にはミニ・バスというと誤解が生じるかもしれません。タイには小型バス(ミニ・バス)もありますので。タイの庶民には、とても身近な乗り物です。路線は近距離を走る県内と長距離を走る県外へのものがあり、決められた路線を走っています。規定では、乗員は運転手を含め15名までとなっています。近・中距離だとトイレ休憩はありませんが、長距離路線にはトイレ休憩があるようです。通常、休憩はドライブ・インではなくガソリン・スタンドです。
 外国人観光客にとってはちょっと敷居の高い乗り物なのですが、使い慣れるとなかなか便利なものです。ですが、欠点も多く、特に安全面では評判がよくありません。利用する時には、このことを頭の中に入れておいてください。

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ロット・トゥー

【 ロット・トゥーの安全面には問題が 】
 ロット・トゥーは大変便利な交通機関なのですが、事故が多いことで有名なのです。原因はスピードの出し過ぎです。規定では、高速道路では時速80kmまで、一般道では60kmということになっています。しかし、高速道路では120km超で走るのは当たり前になっています。140km超のことも珍しくないとか。そのため、事故が多いのです。問題視されることが多くなったので、以前よりはスピードを落として走っている気がしますが。(2014年現在)

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↑ 運転手の後ろの席 ↑ ドアのフット・スペースに荷物を置いた場合
車 内

【 大きな荷物を持っている人にはとても不向き 】
 ロット・トゥーには、タクシーのように大きな荷物を入れることのできるトランクなどのスペースはありません。もちろん、荷物棚もありません。基本的には、ひとり分の狭い座席スペースに人間とその人の荷物が乗ります。ですので、大きな荷物を持った人にとってはとても不向きな乗り物なのです。
 では、大きな荷物を持った人は乗れないのでしょうか?乗れないわけではありません。最終的には運転手の判断なのですが、荷物が置けるスペースが若干ですがあります。そのひとつは、運転手のすぐ後ろの席です。この席は他の席と違って、運転席と客席の間が広いので比較的大きな荷物を持ち込むことができます。ですが、この席は一台に二人分しかありません。もうひとつは、乗降用ドアのフット・スペースに荷物を積み上げて載せることができます。ただし、ここに荷物を乗せると、乗降時に妨げとなりとても不便です。運転手が許可し、なおかつこれらのスペースが利用可能であれば大きな荷物でも持ち込み可能です。とはいえ、大型の海外旅行用スーツケースは無理だと思いますが。
 あと、これらのスペースが空いていなかったり、空いていても運転手が荷物の持ち込みに難色を示した場合、二人分の料金を払えば一人分の座席スペースを荷物置き場に使用することができます。これは最後の手段ですね。これなら、席が空いている限り断られることはありません。

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地方都市のロット・トゥー乗り場

ラートヤー(カーンチャナブリー県)のロット・トゥー乗り場

【 ロット・トゥーの出発時間は? 】
 ロット・トゥーの出発時間には、二つのタイプがあります。ひとつは、バス同様に07:30に出発というように出発時間がきっちり決められているもの。もうひとつは、基本的に座席がすべて埋まるまで出発しないものです。後者のタイプの場合、車の中を見てまだ乗客が少ない時は出発するまでには時間がかかる可能性があります。たとえば、アユタヤー(チャオプロム市場付近)からバンコクへ向かうロット・トゥーの乗り場は、複数の会社のものが狭いエリアに集まっています。もし、急いでいるなら、すぐ満員になりそうな車を選んで乗るといいかもしれません。

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バス・ターミナル内の乗り場

【 ロット・トゥーはどこから乗れる? 】
 ロット・トゥーの乗り場は、ちょっと分かりにくいです。まず、ロット・トゥーの始発地点になっている町では、通常、多くのロット・トゥーが集まる場所がありますのでそこから乗ります。同じ行き先でも、ロット・トゥーの会社ごとに乗り場が分かれている場合もあります。バス・ターミナルから出ている場合も多いです。路線の途中には、ロット・トゥーがお客を拾うために停まる場所やスピードを落として客を拾おうとする場所もありますが、これらの場所には通常目印がありませんので地元の人に聞くしかありません。また、道路のどこからでも、手を上げれば席さえ空いていれば停まってくれます。ただし、行先表示は多くの車両がタイ語でしか書かれていませんので、それを読み取らなければなりません。また、「バンコク行き」と表示されていても、それが戦勝記念塔行きであったり、北バス・ターミナル行きであったりしますので注意が必要です。そして、「バンコク行き」と表示されずに、「アヌサワリー(戦勝記念塔)行き」「モーチット(北バス・ターミナル)行き」などと表示されている場合も多いので、この点も注意が必要です。
 また、運行路線上であれば、運転手に伝えておけばどこでも降りることが可能です。

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車体の各所に行き先が書かれている

チケット

【 料 金 】
 ロット・トゥーの料金は決められています。基本的に、外国人だからぼられるということはありません。通常、始発地点から乗る場合はチケットがありますが、途中から乗る場合はチケットはありません。



営業許可マーク

【 不法営業車に注意 】
 白タクならぬ白ロット・トゥー(違法営業車)なるものもあります。これは許可を取らずに営業しているもので、いろいろな問題が起こっています。たとえば、乗車時に事故に遭っても補償はありません。まあ、合法的な車両でも、補償はないに等しいようですが。また、料金は違法営業車の方が安いようです。
 合法車両と違法車両のもっとも簡単な見分け方は、車のナンバーです。合法車のナンバーの色は黄色になっています。ちなみに、ナンバーの頭の二つの数字は10~19だそうです。白や青のナンバーは違法車両です。また、バンコクからチェンマイなどへ行くロット・トゥーもあるようですが、規定ではロット・トゥーは300km以内の路線しか運行することができません。ですので、バンコクからチェンマイへ行くロット・トゥーは、全て違法車両ということになります。






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