バンコクから、北方約460kmのところに位置する県。プラナコーン・シー・アユタヤー県、サラブリー県、ナコーンナーヨック県、チャチューンサオ県、バンコク都、ノンタブリー県と接している。1660年にビルマ帝国(現ミャンマー)内のモン族が、アバ王を捕まえてアユタヤー王朝に差出したことへの褒賞として定住を許されたことが県の起源。
県の中央部をチャオプラヤー川と幹線道路1号線が縦断している。1号線沿いには工場が建ち並び、外国との合弁企業も多い。外国人観光客はめったに訪れない県だが、1号線上にあるランシットは、バンコクから北部方面、イサーン(東北地方)方面へ向かうバスやロット・トゥーなどの交通の要衝となっている。 |