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| 【 TV番組で女性が上半身裸に 】 |
19日タイの各新聞が、TV番組で女性が上半身裸になったと一斉に報じた。現地では、かなり大きな物議をかもしているようだ。「Bangkok Post」紙でさえ、第一面で伝えている。番組は17日(日)に3チャンネルで放送されたもので、「Thailand's
Got Talent」というタレント発掘番組。男女の声色を使い分けることで有名な、トランスジェンダー歌手ベル(Belle/เบลล์ นันทิตา)もこの番組の出身である。
番組の内容としてはアマチュアの人たちが歌や踊りなどの芸を披露し、勝ち抜いて優勝するとデビューが…というもの。審査員は男性二人と女性一人。登場した女性(Duangjai Jansaunoiさん)は、自分を23歳のアーティストだと自己紹介した。審査員がどうぞというと、女性はキャンバスにペイントを塗り始め、そして上着を脱ぎ捨てブラジャーも外し自身の体にペイントを付け、体ををキャンバス上にこすり付けて絵を描いた。
放送では胸が見える場面ではその部分にボカシが入ったが、絵が完成後、体にペイントが付いた状態の時にはボカシを入れずに正面を見せている。そして審査の結果なのだが、女性審査員は不合格、男性二人が合格で(二人が合格なので、結果として合格)、女性審査員が不満をぶちまけ退席してしまうという流れになった。この放送を受けて、文化省の大臣Ms. Sukumol Khunploemが番組スタッフに対して不満のコメントを発表している。
もちろん、賛否両論の意見が出ているようですが、タイでこれは許されないでしょう。日本でも、この内容ならゴールデン・タイムには放送されません。この方合格しましたが、次の予選には進めないでしょうね。番組も続けられますかどうか?タイ社会が女性の裸をどう受け止めるか、注目してみたいです。 |
上でお伝えした「TV番組ヌード事件」の続報です。番組中でヌードになった女性は、実は番組をプロデュースしている会社から1万バーツで雇われたらしいことが判明。つまり、俗にいう「やらせ」である。出場者の友人の言葉として、「彼女はアーティストではなくヌード・モデルである」とも報じられている。また、番組をプロデュースした会社の社長は、今回の件を謝罪したとのこと。
日本では誤解している人も多いのですが、タイは裸に対しては非常に厳しい国です。日本の比ではありません(ある意味、日本は世界で最も緩い国かもしれませんが)。ゴーゴーバーやマッサージパーラーなどが堂々と営業されているので、さぞ裸には寛大な国かと思いきやそうではないのです。といっても、最近は様子が大分変わってきましたが。私の知人の60代の男性が曰く「最近の若い女の子はおかしいと思わない?太ももの見えるショートパンツをはいている子があっちにもこっちにも・・・」。この程度、日本人から見ると大したことないことなのですが。でも、確かにちょっと前までは暑い国であるにもかかわらず、ノースリーブを着ている女性はほとんどいなかったですがね。ましてや、胸元が大きく開いたものを着ている人などいませんでしたよね。そのようなものを着ている人は、その手の商売の女性と決まっていました。ですが、最近では商売の女性とそうでない女性の区別がつきにくくなってしまいました。時代は変わるものですね。 |
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