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【 バンコクのバスは多数の路線がある 】 |
バンコクのバスは多数の路線があり、バンコク内のいたる所を縦横無尽に走っています。ただ、最終目的地へはまっすぐに向かわずあっちへ行ったりこっちへ行ったりするので、どのバスに乗ったらいいかを判断するのは地元の人でも大変です。外国人観光客がバスを使いこなすのはとても大変ですが、時間がある方はぜひチャレンジしてみましょう。ローカルな旅の気分を味わうことができますよ。 |
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バンコク大量輸送公社(Bangkok Mass Transit Authority <BMTA>)のロゴ |
[ バスの乗り方 <1> ] |
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↑ 発泡スチロールを使用したバス停 |
停留所 < Bus Stop/ป้ายรถเมล์ > |
バンコクの全てのバス路線には、番号が付いています。まずは、ガイド・ブック等で自分の乗りたいバスの番号を確認します。次に、そのバスの停留所を目指します。日本でもそうなのですが、全てのバスが一ヵ所の同じ停留所に停まるわけではありません。特に多くの路線が集まる戦勝記念塔付近では、停留所がたくさんあり目的の停留所を探すのに苦労します。停留所には停まるバス路線の番号が表記されていますので、それを頼りに探しましょう。 |

[ バスの乗り方 <2> ] |
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最終目的地と経由地の表示 |
ほとんどのバンコクのバス停には、路線図がありません。ですので、あらかじめ乗りたいバスの路線番号を調べておく必要があります。全てのバスには、走る路線の番号が必ず車体のさまざまな場所に表記されています。もちろん、行き先や経由地も表示されているのですが、タイ文字ですので普通の外国人には読むことができません。幸いなことに、番号だけは算用数字でタイ文字によるものではありません。 |

[ バスの乗り方 <3> ] |
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さて、目的のバス番号とそのバスの停留所が分かったら、次は停留所でバスを待ちます。ここで気を付けなければいけないのは、基本的に、バンコクのバスは降りるお客がいないとその停留所には停まらないということです。特に、待っている人の少ない停留所ではそうです。
そこでどうするかというと、乗りたい番号のバスが来たら、道路わきに出て手を横に出して(写真中央)停まってくれと運転手に合図をするのです。そうすると運転手は停まってくれるはずです。しかし、手を出している人の近くに停まるとは限らないのが厄介なところなのです。もし、バスが自分の近くでない場所に停まったら、走って急いでそちらの方に向かわないとバスは発車してしまいます。このへんのところは、地元の人たちの行動を見ていれば分かります。 |

[ バスの乗り方 <4> ] |
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車 内 |
無事バスに乗れたら、席が空いていればそこに座りましょう。この時ひとつ気を付けていただきたいのは、女性の方は僧侶の隣には絶対に座らぬようにしてください。僧侶は女性に触れられてしまうと、いままでやった修行がパアになってしまうとかで(定かなことは知りませんが)まずいのです。料金はその内に車掌が徴収に来ますので、来るまで焦らずに待ちましょう。 |

[ バスの乗り方 <5> ] |
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車掌のコインと切符入れ(クラポン?) |
料金は均一料金の路線もありますが、距離制の路線もあります。そこで、通常は車掌が来たら行き先を言います。そうすると料金を言ってくれますので、その金額を払うことになります。
ここで少々困ったことがあります。バンコクのバス停には名前が付いていないのです。ですので、乗客は降りたい場所の近くにあるランドマーク(目標物)の名前を言います。たとえば、「アソーク」とか「マーブンクローン」「パッポン」などとかです。
そして、問題なのはほとんどの車掌が英語を話せないということです。車掌が言った金額のタイ語が分からなければ、料金はたいてい20B以下ですので、20B札をだまって渡せばいいと思います。もし足りなければ何か言ってきますし、足りていれば切符とお釣りをくれますので。ちなみに、車掌に料金を払う際によく聞かれるのは「キー・コン(何人?)」という質問です。お釣りがある場合に聞かれることが多いです。まあ、分からなくてもなんとかなるでしょう。
それと、もらった切符は絶対になくさないでください。ときどき、バス会社の人が途中から乗り込んできて車内検札をしますので。 |

[ バスの乗り方 <6> ] |
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・・・ |
ここまでくればあとは降りるだけですが、これがまた大変です。基本的に、次の停留所がどこかの車内アナウンスはありません。たまに、車掌が大声で叫んで地名を告げることはありますが。ちなみに、バスの車内には路線図はありません。
切符を買う時に車掌に降りたい場所が来たら教えてくださいと頼んでおいても、バスがすいていれば教えてくれるでしょうが込んでいるとそうもいきません。ですので、窓の外の風景をしっかりと観察していることが必要です。また、ことばが通じれば、近くにいる乗客にその場所に来たら教えてくれるよう頼んでもいいでしょう。 |

[ バスの乗り方 <7> ] |
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降 車 |
最後にもうひとつだけ。降りる際は、目的の場所が近付いたら車内にあるブザーを鳴らして下車するむねを知らせます。日本と違い、必ず停留所がある場所でドアを開けてくれるわけではありません。道路が渋滞している時などは、停留所のかなり手前でもドアを開けてしまいます。
そして、歩道側に車を付けてくれるとも限らないのです。つまり、複数車線ある大通りなどで、真中の車線で信号待ちしている際にドアを開けるなどということはざらなのです。この時気を付けなければならないのは、車道の中央ですのでバスを降りる時には必ず左(右)を確認することが必要です。特に、バイクが来る可能性があります。運転手は、安全を確認してドアを開けているわけではありませんので。 |

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無料バス |
バンコクには、無料の列車(国鉄)とバスが走っています。これは、低所得者層対策として始められた制度で、何回か期間が延長されて2011年現在でも続いているのです。バスも列車もかなりたくさんの本数が走っており、バスはノン・エアコン車両のみで列車は3等車のみが対象となっています。上の写真のような掲示がしてあるバスは、無料対象車です。
この無料バスと無料列車、正確にはタイ人が対象なので、外国人は本来は無料で乗ることができません。しかし、バスの方だけなのですが、実質外国人でも無料で乗れてしまいます。バスの車内に車掌も乗っているのですが、検札には来ないからです。そして当然ながら、無料バスや列車(の車両)である旨の掲示はすべてタイ語で英語のものはありません。 |

さて、バンコクではたまに乗っていたバスがパンクすることがあります。エンジン・トラブルという場合もありますね。そのような場合、どうなるのでしょうか?
車両にトラブルが起こると、乗客はみんな降りて次のバスに乗り込みます。その際、利用金が返還されることはなく、もちろん次のバスでも料金を支払わなければなりません。タイの人たちはそれでも文句は言いません。もしそのような場面に遭遇したら、現地の人たちを見習いましょう。 |

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[書名] |
バンコクバス物語 |
[出版社] |
㈱めこん |
[著者] |
水谷光一 |
[発行] |
2008年11月25日 |
[内容等] |
毎日のようにバンコクのバスに乗っている筆者による、バンコク路線バスの探検記。路線ごとのローカル・バスの様子がおもいろいです。 |
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