バス(中・長距離)
< Bus >
รถทัวร์



◆ 安宿予約 ◆ <AD>

【 全土に張り巡らされたパス網 】
 タイでは、全土にバス路線網が張り巡らされている。鉄道網があまり発達していないので、その分、バス路線は充実している。たとえば、バンコクからはタイ全ての各へのバス路線がある。公営バスと民間の会社運営によるバスがあるが、外見からはほとんど見分けがつかない。民営のバスにはフロント・ガラスに会社名が書かれているが、ほとんどの場合タイ語で書かれているので外国人が見ても分からない。バス会社によって乗車時にもらえる水や菓子などのサービスに若干の違いはあるが、基本的に内容は同じだと考えていい。また、運行ルートと等級が同じなら、基本的にどの会社も料金は同じだ。
[URL] Transport Co.,Ltd.(http://home.transport.co.th)

[ サイト内検索(Search) ]
help
※英語やタイ語での検索も可能です。中黒「・」は完全一致が必要です。

【 バンコクのホテル予約 】 by Agoda <AD>



【 長距離バスの等級 】
 タイの長距離バスは、いくつかの等級によって分かれている。基本的には「VIPバス」「1等バス」「2等バス」「普通バス」の四種類だが、1等や2等は設備の違いなどによりいくつかの種類に分かれている。VIP、1等、2等はエアコン付きだが、普通には付いていない。また、VIPと1等は全車指定席だが、基本的に2等は指定がない。普通に指定はない。
 バスの車体にはその等級が表示されているが、タイ語表記なので外国人にはとても分かりにくい。VIPバスは、フロント・ウインドなどに英語で「VIP」と表示されていることもあるが何も書かれていないことが多い。また、車体の側面には、タイ語で「ม.4(ก)/(モー・シー・コー)」又は「ม.1(ก)/(モー・ヌン・コー)」と表示されている。1等バスは車体の側面などにタイ語で「ป.1(ポー・ヌン)」と表示されている場合が多いが、「ม.4(พ)/(モー・シー・ポー)」「ม.4(ข)/(モー・シー・コー)」「ม.1(ข)/(モー・ヌン・コー)」(※VIPバスの「ม.1(ก)/(モー・ヌン・コー)」とは「コー」の発音が違う)という車両もある。2等バスは車体の側面などにタイ語で「ป.2(ポー・ソーン)」と表示されている場合が多いが、「ม.4(ค)/(モー・シー・コー)」「ม.2/(モー・ソーン)」という場合もある。普通バスに等級の表示はない。また最近では、民間バス会社が、等級に「NCA Gold Class」というような独特の名称を付けている場合もある。

バス・ターミナル <Bus Terminal/สถานีขนส่ง> バス停 <Bus Stop/ที่จอดรถประจำทาง>

【 バス乗り場&乗り方、降り方 】
 中・長距離バスの乗り方は、日本とはちょっと違う。バスの出発点になるような大きな都市には、たいていバス・ターミナルがある。このバス・ターミナルは、1都市1ヵ所とは限らず行き先方面別に数ヵ所のバス・ターミナルがある都市もある。ちなみに、バンコクは方面別に三ヵ所に分かれている。そして、このバス・ターミナルなのだが、町の中心部にある場合もあれば中心部からは数キロ離れた国道沿いにある場合もありさまざまなので気を付けなければならない。また、都市によっては、バス・ターミナル以外にもバス運行会社のオフィース前から出発する便があるという場合もある。
 バスの乗り方は、長距離バスはバス・ターミナルからの場合、通常は窓口でチケットを購入する。チケットには、バスの出発時刻、車体番号、座席番号などが記載されている。一部の長距離と中距離バスは、チケットを買わずに乗車する場合もある(その場合、席は自由席)。始発ではないバス・ターミナルから乗る時も同様だ。すぐに出発となるので窓口でチケットを買う時間的余裕がない場合は、直接バスのところへ行っても席が空いていれば普通は乗せてくれる。バス・ターミナルへ行ったら乗りたいバスがターミナルから通りへ出てくるところだったなんていう経験がある人もいるだろうが、そういう時は手を挙げればバスは停まってくれる。料金は車内で払えばOKだ。
 途中の国道沿いなどから乗る場合、道沿いにサラ(屋根とベンチだけで壁のない吹き抜け状の小屋)状のバス停があるので、そこで待つといい。このサラは通常は道の両側にあるのだが、場所によっては片側にしかない。サラには、通常、バス停であるという目印もバス停の名前も付いていないので降りる時などにはちょっと不便だ。そして、サラには、そこに停まるバスの行き先や時刻表などは一切ないのが普通だ。また、目的のバスが来たら手を挙げて乗るという意思を示さなければならない。手を挙げないと、素通りされることもあるので注意。タイのバスの便利?なところは、バス停でない場所でも乗れるということだ。サラのない道端で待ち、目的のバスが来たら手を挙げれば通常は停まってくれる。また、逆に降りる場合は、サラなどがない場所でも運転手や車掌に正確に降りたい場所を告げれば(たとえば「ソイ24入口のセブン・イレブンの前」など)たいていの場所で停まってもらえる。
 降りる場合だが、停留所などに着くと車掌が「ここは○○です」とアナウンスする場合もあるがしない場合もあるので、自分がどこで降りたいかは車掌に印象付けておく必要があるだろう。すぐ近くにいるタイの人に、着いたら教えてくれるように頼んでおくのも手だ。

【バスの予約】
 まだそれほど一般的とは言えないが(2013年2月現在)、バス会社やバス・ターミナルへ出向かなくてもインターネットで予約できるようになった(2等バス、普通バスは予約できない)。しかも、映画館のように座席指定もできる。そして、一部のサイトではクレジット・カード決済も可能だ。
[ThaiTichet Majorでのクレジット・カード決済によるチケット入手方法](2014年5月現在)
 「ThaiTichet Major」のホームページ(英語バージョンがあります。表示に時間がかかることもあります)にアクセスします。会員制なので、会員登録(無料)を済ませます。「Bus Tickets」のコーナーで出発地、降車地、日付などを選択し、バスを検索します。予約対象になっているバスの一覧(バスの最終目的地、バス会社名、クラス、料金、出発時間、残席数など)が出てきますので、好みのバスを選択します。次に、座席表が出てきますので、自分の好きな座席を選びます。あとは、顧客情報等を入力し、手続きが完了してしばらくするとバウチャーが添付されたメールが届きます。
 メールに添付されているのは、チケットではなくバウチャーです。これをチケットに交換しないとバスには乗れません。交換場所は、バンコクの各バス・ターミナルや有名ショッピング・モールなど(サヤーム・パラゴン、Zen、セントラル・チットロム等)にあるMajorのカウンターです。バスの出発時間の1時間前までに交換しなければなりません。交換に必要なものは、(メールで送られてきた)バウチャー 、決済に使用したクレジット・カード 、カード所有者のパスポート又はIDカードです。代理人申請用紙を提出すれば、代理人による受取も可能です。

ThaiTicket Major発行のバス・チケット
◆ThaiTicket Major 日本でいうプレイ・ガイドのようなサイトで、バス・チケットの予約も扱っている。英語ページもあるので外国人にとっては便利。会員登録制。
※予約は60日前から可能。
◆12go .asia 英語サイトなので、利用しやすい。
◆PNS-Allthai.com Transport Co.,Ltd.のサイトからリンクされているバス予約サイト。予約対象は、Transport Co.,Ltd.のバスだけのようだ。
◆จองตั๋วรถทัวร์.com 「チョーン・ロット・トゥアー.com」と読む。タイ語のみ。

【 12go .asia 】



バスの種類

[ 写 真 ] [ 名 称 ] [ 概 要 ]
◆VIPバス  1等バスよりも高級なバスで、横列は2+1=3と座席幅が広いので快適。
VIP Bus
<รถทัวร์วีไอพี>
◆1等バス  エアコン付きの長距離バス。多くのバスの車体の色は、白と青のツートン・カラー。座席は指定制。
First Class Bus
<รถทัวร์ชั้นหนึ่ง>
◆2等バス  エアコン付きの長距離バス。多くのバスの車体の色は、白とオレンジのツートン・カラー。
Second Class Bus
<รถทัวร์ชั้นสอง>
◆普通バス  エアコンなしの長距離バス。車体はオレンジ色。ボロボロの古い車体も多い。自由席。
Ordinary Bus
<รถเมล์ธรรมดา>
◆ローカル・バス(中距離)  地方都市間を結ぶローカル・バスは、さまざまなデザインのものが走っている。エア・コンディションは付いていない。
Local Bus
<รถเมล์ธรรมดา>



【 バス関係の覚えておくと便利なタイ語 】
[単語] [タイ語] [タイ語発音]
バス・ターミナル สถานีขนส่ง サタニー・コン・ソン
ボーコーソー(「バス・ターミナル」の略称) บ ข ส. ボーコーソー
停留所 ที่จอดรถประจำทาง ティー・チョート・ロット・プラチャムターン



バス乗り場

[ 写 真 ] [ 名 称 ] [ 概 要 ]
◆バス・ターミナル(ボーコーソー)  中・長距離バスの出発場所は、バス・ターミナルからとなる。多くの町には、様々な規模のバス・ターミナルがある。
Bus Terminal
<สถานีขนส่ง(บ ข ส.)>
◆バス乗り場  田舎町にはバス停しかない場合もあるが、バス会社が委託した一般の商店などがバス乗り場&チケット販売オフィースになっている場合がある。
・・・
<・・・>
◆バス停留所(バス停)  都市間を走る中・長距離バスの停留所は、サラ風の建物になっている
Bus Stop
<ที่จอดรถประจำทาง>



バンコクの長距離バス・ターミナル

[ 写 真 ] [ 名 称 ] [ 概 要 ]
◆バンコク北バス・ターミナル(モーチット・マイ/モーチット 2)  バンコク最大のバス・ターミナルで、北部方面行きのバスが中心に発着している。ロット・トゥーも出ている。
Bangkok Nothern Bus Terminal(Mo Chit 2/Mo Chit Mai)
<สถานีขนส่งสายเหนือ(หมอชิต 2)>
◆バンコク東バス・ターミナル(エーカマイ)  パタヤーなどの東部方面へのバスが発着している。
Bangkok Eastern Bus Terminal (Ekkamai)
<สถานีขนส่งเอกมัย>
◆バンコク南バス・ターミナル(サーイ・タイ・マイ)  プーケットなどの南部方面やカーンチャナブリーなど西部方面へのバスが発着している。
Bangkok Southern Bus Terminal(Sai Tai Mai)
<สถานีขนส่งสายใต้(สายใต้ใหม่)>



[ 写 真 ] [ 名 称 ] [ 概 要 ]
◆長距離バスの休憩所  運行距離にもよるが、多くのVIPと1等、2等の長距離バスは、トイレ・食事休憩のためにドライブ・インのような休憩所に寄る。
・・・
<・・・>
◆長距離バスのチケットいろいろ  バスのチケットには、様々なタイプのものがある。
Various Bus Ticket
<ตั๋วรถทัวร์>



バスの車体表記

【 さまざまなタイ語表記 】
↑ 「ポー・ヌン(ป1)」は1等 ↑ 「ポー・ソーン(ป2)」は2等 ↑ 「モー・ソーン(ม2)」は2等
↑ 「発着都市」等の表示
↑ 「発着都市」「運行会社名」の表示
↑ 「1等バス、車体番号93-896」という意味 ↑ 「車体番号465-06、2等バス」という意味 ↑ 「1等バス、車体番号9-378」という意味
 タイのバスの車体には、「等級」「発都市と着都市」「経由地」「バス車体番号」「運行会社名」などが書かれている。購入したチケットには、それらのほぼ全てと出発時刻が印字されているはずだ。だが、タイ文字で書かれている場合もあるので、外国人観光客にとっては頭が痛い。その中で、「車体番号」だけはタイ文字ではなく算用数字でバスの車体とチケットに記載されているので、これを目印にするといい。この車体番号は、行き先別に分かれているわけではなくその車体固有のものなので、これさえ分かればバスを乗り間違うことはない(基本的に、故障でも起こらない限りチケットと違う番号のバスが来ることはない)。



バスの設備

【 バスの座席番号 】
 タイの長距離バスの座席番号の付け方は、ちょっと迷いやすい。座席の背もたれに番号が付いているのだが、その番号は背もたれの席の番号なのだ。つまり、背もたれに「10」という番号が付いていたら、その後ろの席ではなくその背もたれのある席が「10」番の席ということになる。番号はタイ数字で書かれている場合もあるが、普通は算用数字だ。



バス乗車時のサービス

【 サービス品 】
↑ VIPバスのサービス品の箱と水 ↑ 左の箱の中身(紙おしぼり、パン、コーヒー等) ↑ 1等バスのサービス品
 VIPと1等バスでは(ごく一部の2等バスでも)、乗車時にサービス品が提供されます。ミネラル・ウォーターの小ボトル1本だったり、お菓子セットだったりと内容はさまざまです。また、コーヒーやジュースなどの飲み物も提供されることが多いです。



バスのチケット

通常、バンコクのバス・ターミナルで購入すると、コンピューター発券のこのタイプ



荷物預かり証

 バス下部の荷物入れに荷物を入れた場合、乗車時に荷物預かり証を渡すバス会社もある。



車両トラブル

【 タイヤ交換 】
↑ タイヤ店
 たまにこういう場面に出会うこともある。






※各写真・映像・文章等の著作権は(有)アジアネットワークが管理しております。無断で使用することはできません。
< (C) Copyright managed by Asia Network Co.,Ltd./All rights reserved. >

< (C) Copyright managed by Asia Network Co., Ltd. / All rights reserved. >