バンコクから西北方約220kmの距離にある県。「ウタイタニー」とは、「夜明けの町」という意味。言い伝えによると、スコータイ時代にTao Mahaphromとタイ人の一行が入植し、この地を「Muang
U Thai」と名付けたという。1902年に、チャイナートから分離して県となった。チャイナート、ナコーンサワン、ターク、カーンチャナブリー、スパンブリーの各県と接している。外国人観光客が訪れることはほとんどなく、タイの中でも観光地としてはほとんど注目されていない。しかし、自然は豊かで、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されているトゥン・ヤイ=フアイ・カ・ケン野生生物保護区(Thung
Yai=Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuaries)が、ウタイタニーとターク、カーンチャナブリー県にまたがって広がっている。農業は、稲作、サトウキビ、キャッサバ、トウモロコシなどが栽培されている。林業や漁業(養殖)も盛んだ。 |