格安航空会社 (ロー・コスト・キャリア/LCC)
< Low Cost Carrier (LCC) >
สายการบินต้นทุนต่ำ



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【 タイの格安航空 】
 「格安航空会社」という名称には厳格な規定があるわけではありませんので、各航空会社が自らそう名乗っているか、又は利用者からそう思われているかのどちらかということになります。基本的には、タイには三つの格安航空会社があります。タイ・エアアジア、ノック・エアー、タイ・ライオン・エアーで、その他にタイ国際航空傘下のリーズナブルな料金のタイスマイル エアウェイズがあります。また、よく間違われますが、バンコク・エアウェイズは格安航空会社ではありません。
 タイの国内線はタイ国際航空も撤退した形になっていますので、料金の安さを前面には出していないレガシー・キャリア(フル・サービスの航空会社)はバンコク・エアウェイズただ1社という異常事態になっています(2015年9月現在)。

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【 初歩的疑問「格安航空会社と普通の航空会社どこが違うのか?」 】
 「格安航空会社と普通の航空会社の違い」を簡単にまとめておきます。

1.航空運賃
 これがLCCの一番の特徴ともいえますが、航空運賃は普通の航空会社に比べて安いです。ですが、タイの国内線では普通の航空会社も料金を下げてきていますので、価格の差はあまりなくなってきています。そんな中で、タイ・エアアジアは時々バスより安い料金で売り出すことがあるのには(深夜や早朝の時間帯のよくない便ですが)驚きです。

2.安全面
 これは正直わかりません。タイのLCCに限っていうと、オリエント・タイ航空が昔からいろいろとあり実際にプーケットで事故を起こしてしまったので問題視する人もいるようですが、タイ・エアアジアとノック・エアーは大きな事故は何も起こしていません。特に、タイ・エアアジアは就航直後あまりにも安い金額で飛んでいたため、一部の人たちの間では「いずれ・・・」とささやかれていましたが、タイ国内でも本拠のマレーシアでも大きな事故を起こしたということは聞いたことがありません。ただ、運航を休止してしまったプーケット・エアーは、欧州連合の「危ない航空会社」に指定されたという実績があります。

3.座席間距離(ピッチ)
 一般に、LCCは前の座席との席間距離(ピッチ)が狭いといわれています。正確には、同型の機材(機種)でも航空会社によってピッチは違いますので、普通の航空会社間でも違いがあります。よって、すべてのLCCのすべての機種でピッチが狭いとはいい切れません。ですが、LCCは出来るだけ座席数を多くしようとするために、普通の航空会社より狭いようです。「席間距離が狭くてつらいので、乗っている時間が3時間を超える路線ではLCCは利用しない方がいい」という人もいます。普通の航空会社でも、エコノミー・クラスでは十分な間隔があるとはいえませんからね。

4.ディレイ(フライトの遅延)
 LCCは機材の稼働率を上げるために、各機材の使用スケジュールを過密にします。そのため、どこかで何らかの理由で遅れが生じると、普通の航空会社以上に他のフライトに影響を及ぼします。簡単にいうと、LCCは遅れる危険度が高い(実際には、遅れが多いとはいえないのですが。あくまで可能性の問題です)ということです。

5.イン・フライト・サービス等
 金額が安いので当たり前ですが、LCCの方がサービス内容は悪いです。ソフト・ドリンクでさえ有料の航空会社もあります。その他、アルコール類や食事、毛布などが有料の場合もあります。また、映画、音楽などのエンターテイメント・サービスが全くない場合もあります。ですが、そんなサービスより航空運賃が安い方がありがたいという人は多いです。
 また、広い意味のサービスとしては、LCCは空港のチェックイン・カウンターが不便な場所にあることが多いですね。歩くのが嫌いな人には向かないかも。

6.諸料金
 航空会社によって違うのですが、LCCは預ける荷物に手数料を取ったり、座席指定、優先登場などを有料で行ったりしています。

7.分かりにくい航空運賃の総額
 はっきりいってLCCの嫌な点です。上記の諸料金があるために、ホームページなどを一見しただけでは最終的な合計料金が分かりにくいのです。特にエアアジアは、いろいろな諸費用があるのでとてもわかりにくいです。一見ホームページではエアアジアが一番安そうに見えるので予約しようとしたら、合計してみると諸料金がかからないノック・エアーの方が安かったということもなくはないのです。

8.フライト・キャンセル
 実は、これはかなり大きな項目なのではないでしょうか?通常、LCCはフライト・キャンセルになった場合、他の航空会社の便に振り替えたり宿泊用のホテルを用意したりはしないのです。LCC側に言わせると、だから運賃が安いのだと。ですが、これはかなり困ります。特に国際線の場合、突然のフライト・キャンセルが起こると、他社便があったとしても空港で自分で航空券を購入しなければなりません。当然、料金は高くつきますよね。また、翌日の同社便に乗せてくれたとしても宿泊代は自分持ちです。これもかなりの金額になりますよね。このフライト・キャンセルが起こった場合の対処の違いは、とても大きいです。フライト・キャンセルって、決して珍しくないですからね。
 以前、東京=バンコク間にバングラデシュ航空が就航していました。もちろん、バングラデシュ航空はLCCではありません。週一便でとても安かったのです。極端にいうと、バングラデシュ航空のビジネス・クラスが他の航空会社のエコノミー・クラスと同じくらいの料金だったのです。それに一年オープンだったりして。で、旅行会社の人に予約をお願いしようとしたら、その方曰く「バングラデシュ航空は、フライト・キャンセルになっても振り替え便やホテルは用意してくれませんよ。もちろん、一週間後の便には乗せてくれますけど」とのこと。それでビビって・・・。

 すべてのLCCを一言で評価はできませんが、やはりLCCを使うリスクはあります。日本国内ではまだまだかもしれませんが、タイ国内では価格競争が進み普通の航空会社の運賃も安くなってきています。そのため、面倒くさいことの少ない普通の航空会社の方がいいという人も少なくありません。
 極端な例ですが、こういうことも考えられます。例えばLCCの国内線でバンコクまで来て、国際線に同日乗り継ぎで日本に帰る予定だったとしましょう。その時、LCCのフライトが遅れて国際線の乗り継ぎに失敗するとします。当然、補償はありません。国際線のチケットがペックスなら、そのチケットはパアで二度と使えません。高い料金を払って買い直さなければならないのです。ただ、普通の航空会社の国内線でそのようなことが起こったとしても、補償してくれるとは限りませんが。でも、対応はLCCとはかなり違うと思いますよ。

 とにかく、LCCを利用する時にはリスクを頭に入れておいてくださいね。

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タイ・エアアジア < Thai AirAsia >
[URL] http://www.airasia.com
 エアアジア・グループの本社はマレーシアだが、タイに現地法人を持っている。

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ノック・エアー < Nok Air >
[URL] http://www.nokair.com
 タイ国際航空が大株主なのだが、仲が悪く問題になっている。

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タイ・ライオン・エアー < Thai Lion Air >
[URL] http://www.lionairthai.com
 インドネシア最大のLCC(格安航空会社)であるライオン・エアーのタイ法人。2013年12月4日から、国内線のドーンムアン=チェンマイ線に就航した。

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タイ・ベトジェット・エア
[URL] https://www.vietjetair.com/Sites/Web/ja-JP/Home
 ベトナム初の民間航空会社であるLCCのベトジェット・エア(VietJet Air)による、タイ法人の航空会社。



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